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フルフェイスヘルメットの選び方|バイクでの重さと視界の差

フルフェイスヘルメットの選び方|バイクでの重さと視界の差

売り場に並ぶフルフェイスは、外から見るとどれも同じ卵形をしています。

違いが出るのはかぶってからで、同じMサイズでもメーカーが変わると頬や額の当たり方が変わります。

人の頭は真上から見て前後に長い形と丸に近い形があり、内装の形状はメーカーごとに違うためです。

そのうえで、公道用には外せない条件がひとつあります。

乗車用ヘルメットは消費生活用製品安全法の特定製品で、国内で販売するにはPSCマークの表示が必要です。

工事用やスポーツ用は規制の対象外なので、形が似ていてもバイクで使うものではありません。

本記事では、フルフェイスのタイプごとの違い・頭の形とサイズの合わせ方・買う前に確かめる場所を解説します。

いいバイク用品編集部

いいバイク用品編集部

「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

フルフェイス選びで最初に決まるのは、頭の形とサイズです

サイズ表記が同じでも、内装の削り方が違えば合う人と合わない人が分かれます。

前後に長い頭の人が丸めの内装をかぶると、額とこめかみだけが強く当たり、走り出して数十分で痛みが出ます。

逆に自分の頭より内装が大きいと、走行風でヘルメットが左右に振られて、首が疲れます。

見るべき場所は3つで、額の中央、こめかみ、頬です。

かぶった状態で頬の肉が軽く持ち上がり、額とこめかみに点で当たる感覚がないなら、そのメーカーの内装形状は自分の頭に近いと考えていいでしょう。

頭囲の数字は候補を絞るための入り口でしかなく、最後は同じサイズを複数メーカーでかぶり比べて決めることになります。

形ごとの向き不向きから確かめたい場合は、ヘルメットの選び方でフルフェイス以外の形状も含めたサイズの合わせ方を解説しています。

公道で使えるのはPSCマーク付きの乗車用ヘルメットだけです

乗車用ヘルメットとは、自動二輪車や原動機付自転車に乗る人が、事故の際に頭部への衝撃を緩和するために着用するものを指します。

これが消費生活用製品安全法の特定製品に指定されていて、国内で売るにはPSCマークの表示が要ります。

反対に、工事用やスポーツ用のように外観と形状から明らかに乗車用と異なるものは規制の対象外なので、装飾目的のヘルメット型の製品や自転車用をバイクで使うことは勧められません。

混同されやすいのがSGマークで、こちらは任意の制度です。

付いていれば賠償の仕組みが伴いますが、PSCと同じ意味の安全基準ではありません。

「SGだから高性能」「PSCだから最上位」といった読み方はせず、公道用として最低限PSCが付いているかを先に見て、そのうえで各社が採用している他の規格表示を比べてください。

フルフェイスと呼ばれる形は3タイプに分かれます

顎まで一体になった標準タイプ

帽体(ぼうたい)と顎の部分がつながっていて、開くのはシールドだけというタイプです。

開口部の周囲に切れ目がないぶん構造が単純で、同じグレードなら重量も抑えやすくなります。

信号待ちのたびに顔を出したい人には不便ですが、高速道路を長く走る用途ではいちばん素直な選択です。

顎が開くシステムタイプ

チンバーと呼ばれる顎の部分が跳ね上がり、かぶったまま顔を出せます。

給油や料金所での会話が楽になる一方、可動部とロック機構が増えるので重くなり、構造も複雑になります。

街乗りと長距離を1つでこなしたい人向けです。

インナーバイザーを内蔵したタイプ

帽体の内側にサングラス状の板が仕込まれていて、レバーで上げ下げします。トンネルの出入りが多い道でサングラスを掛け替えずに済むかわりに、内側に機構が入るぶん厚みが出て、同サイズでも外寸が大きくなる傾向があります。

タイプ別に見る、フルフェイスが向いている人と向かない人

タイプ構造の違い向いている人向かない人
標準タイプ顎まで一体。動くのはシールドのみ高速道路や長距離が中心で、軽さを優先したい人停車のたびに顔を出したい人、眼鏡の着脱が多い人
システムタイプ顎が跳ね上がる。ロック機構を持つ通勤と泊まりのツーリングを1つでまかないたい人首まわりの負担を減らしたい人、軽量重視の人
インナーバイザー内蔵帽体内にサングラス状の板を内蔵日射しの変化が大きい道を走る人収納や積載で外寸を抑えたい人

3タイプとも公道用として売られている以上、選び分けの基準は性能の優劣ではなく使う場面です。

迷ったときは、1回の走行で何度ヘルメットに手をかけるかを数えてみてください。

給油とコンビニ休憩で終わるなら標準タイプで足りますし、人と話す機会が多い走り方ならシステムタイプの利点が出ます。

サイズ選びの失敗は、ウェアと同じ感覚で選ぶところから起きます

いちばん多いのが、きついのは嫌だからと1サイズ上げる選び方です。

内装は使ううちにスポンジがつぶれて緩む方向に変わるので、買った時点で余裕があると、数か月後には顎紐を締めても動くようになります。

最初は「かぶるときに少し窮屈で、かぶってしまえば痛みがない」状態を目安にしてください。

外寸を見落とすのも失敗のもとです。

同じ内寸でも帽体が大きい製品はあり、車体側のヘルメットホルダーに掛けたときにワイヤーが届かない、シートに当たるといったことが起きます。

後付けのホルダーで解決できる場合もあるので、取り付けられる条件はヘルメットホルダーで解説しています。

外観を変えたい場合の貼り物も、帽体の材質によっては避けたい位置があるため、ヘルメットステッカーの貼り方で塗装を傷めない範囲を確認しておくと安心です。

買う前に測る頭囲と、店頭で確かめる3か所

頭囲は、眉の上から後頭部のいちばん出ているところを通る周長で測ります。

ここで出た数字はメーカーのサイズ表と突き合わせる材料で、そのまま正解のサイズになるわけではありません。

実際に頭が入るかどうかは、開口部の広さと内装の硬さでも変わります。

試着では次の3か所を確かめてください。

まず顎紐を締めた状態で頭を上下左右に振り、ヘルメットだけが遅れて動かないかを見ます。

次に前傾姿勢を取って、視界の下側が塞がらないかを確認します。

最後に、両手で帽体を持って前に回そうとしたとき、額の皮膚が一緒に動くくらいの保持があるかを見ます。

眼鏡を使うなら、必ず眼鏡をかけた状態でかぶって、つるがこめかみに食い込まないかも合わせて確かめてください。

雨天で走る機会が多いなら、シールドの曇りと視界の確保も選定の条件になるので、雨の日の装備で対策の優先順位を解説しています。

使い始めてから差が出るのは、フルフェイスの内装とシールドです

内装が脱着できる製品なら洗えるので、汗の多い季節でも臭いを抑えられます。

反対に貼り付けの内装だと洗濯ができず、へたってきたときの手当てが限られます。

カタログで内装の脱着可否と、交換用内装が別売りされているかを見ておくと、数年後の扱いが変わります。

シールドは消耗品として考えてください。

砂や虫を拭き取るときに細かい傷が入り、夜間に対向車のライトが乱反射して見づらくなります。

交換用シールドとミラーシールドなどの色違いが継続して販売されている製品なら、傷んだ時点で交換して視界を戻せます。

なお、帽体の使用期限や点検の目安はメーカーごとに案内が異なるため、取扱説明書の記載を確認してください。

転倒で強い衝撃を受けたものは、外観に割れがなくても販売店に相談するのが安全です。

よくある質問

ジェットから乗り換えると窮屈に感じますが、慣れますか

頬と顎まわりの圧迫感は、サイズが合っていれば数回の走行で気にならなくなることが多いです。

ただし、走っている間ずっと一点が痛む場合はサイズか内装形状が合っていません。

我慢して使わず、別のメーカーで同サイズをかぶり比べてください。

冬に曇るのはフルフェイスだからでしょうか

形状というより、外気とヘルメット内の温度差と、呼気の逃げ道で決まります。

ベンチレーションを開ける、鼻まわりのブレスガードを付ける、曇り止めシートに対応した製品を選ぶといった手が使えます。

走行中にシールドを開けて対処する運転は視界と安全の面で勧められません。

ワークマンなどで買った装備と組み合わせても問題ありませんか

ヘルメット本体は乗車用としてPSCマークが付いたものを使い、それ以外の装備は用途に合うかどうかで選び分けてください。手まわりの装備についてはワークマンのバイクグローブで使える条件を、上半身の保護についてはバイクジャケットのプロテクターで規格と対応部位の見方を解説しています。

初心者マークはヘルメットに貼ってもいいですか

二輪の初心者標識は貼る位置や条件が決められていて、ヘルメットに貼れば要件を満たすというものではありません。必要になる条件と貼る場所はバイクの初心者マークの決まりで解説しています。

まとめ

フルフェイス選びで先に決めるのは、標準・システム・インナーバイザー内蔵のどのタイプにするかと、自分の頭の形に合う内装を持つメーカーはどれかという2点です。公道で使う以上、乗車用ヘルメットとしてPSCマークが付いていることが出発点になり、そのうえで試着で頬と額の当たり方を見ていけば、候補はかなり絞れます。

買ったあとに満足度を左右するのは、内装が洗えるかどうかと、交換用シールドが手に入るかどうかです。ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、店頭で確かめる3か所を参考に、自分の走り方に合う1つを選んでください。

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