バイクの初心者マークの決まり|必要な条件と貼る位置

納車したばかりのバイクに初心者マークを貼ろうとすると、車体は樹脂のカウルばかりで、マグネット式が吸い付く鉄板が見当たりません。
そもそも道路交通法で初心運転者標識の表示義務があるのは、四輪の普通自動車を運転するときだけで、大型二輪・普通二輪・原付には表示義務がありません。
バイクに貼るかどうかは任意です。
とはいえ二輪にも免許を受けた日から1年の初心運転者期間があり、その間の違反点数によっては初心運転者講習の対象になります。
制度としての1年と、マークを貼る貼らないは別の話です。
本記事では、表示義務の有無・貼り方4タイプの選び分け・貼ってはいけない位置を解説します。

いいバイク用品編集部
「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
バイクに初心者マークの表示義務はありません
初心運転者標識、いわゆる初心者マークや若葉マークは道路交通法に定められた標識で、表示義務を負うのは普通自動車免許を受けてから1年に達しない人が普通自動車を運転するときです。二輪車はこの規定の対象外なので、貼らずに走っても違反にはなりませんし、貼ったことで罰則を受けることもありません。
つまり二輪の初心者マークは、義務ではなく後続車への意思表示として使うものです。
発進や右左折がぎこちなくなるかもしれない、という合図を出しておく目的で貼る人がいます。
ただし後続車がそれを見てどう走るかまでは分かりませんので、車間や進路変更の安全確認を省ける道具ではありません。
二輪の初心運転者期間は免許を受けた日から1年
標識の義務がない一方で、初心運転者期間そのものは二輪にもあり、大型二輪・普通二輪・原付のいずれも、免許を受けた日から1年が対象の期間です。この間の違反点数が合計3点以上になると初心運転者講習の通知が届き、受講しないと再試験の対象になります。
点数の数え方は違反の内容と回数で変わるため、通知が届いたら記載された期限と条件をそのまま確認してください。
免許を取って最初の1年は、装備側でも余裕を作っておきたい時期です。
雨の日に初めて走るときの濡れる箇所と優先順位は、バイクの雨の日の装備で解説しています。
貼り方はマグネット・ステッカー・吸盤・プレートの4タイプ
市販の初心者マークは固定方法で4タイプに分かれ、選ぶ基準は好みではなく、貼りたい面が何でできているかです。
| タイプ | 固定方法 | 向く貼り面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| マグネット | 磁力で吸着 | スチール製のリアボックスや鉄のフェンダー | 樹脂カウルやアルミには付きません |
| ステッカー | 粘着面で貼り付け | 樹脂カウル、箱の平らな面 | 剥がすときに糊が残ることがあります |
| 吸盤 | 平滑面に吸着 | スクリーン、平らな樹脂面 | 曲面や凹凸のある面では外れます |
| プレート・ホルダー | ボルトやバンドで固定 | キャリア、ナンバー周辺 | 灯火やナンバーを隠さない位置に限られます |
マグネットが吸い付く場所は思ったより少ない
四輪の感覚でマグネット式を買うと、貼る場所が見つからないことがあります。
外装が樹脂のスクーターやフルカウル車では、外から触れる鉄の面がほとんどありません。
鉄のタンクに置ける場合も、砂を噛んだまま走行風で動くと塗装に擦り傷が残るので、貼る前に接触面の砂を落としてください。
粘着タイプは剥がすときまで考えて貼る
ステッカー式は面を選ばず貼れる代わりに、屋外で紫外線と雨にさらされると糊が硬くなり、剥がしたときに跡が残ります。1年で剥がす前提なら、カウルの塗装面ではなくリアボックスの天面や側面のような、跡が気にならない場所を選ぶほうが無難です。
初心者マークのサイズは四輪用の規定が基準
初心運転者標識の形と色は道路交通法施行規則で定められていて、量販店に並ぶ製品はその四輪用の寸法に合わせて作られています。バイク用として売られているものには、それより小さいミニサイズやヘルメット用のステッカーもあり、二輪には表示義務がないので小さくても違反にはなりません。
ただし小さくすると、後続車から見える距離が短くなり、意思表示としての役目は弱まります。
製品ページに書かれた外寸(cm)と、貼りたい面の実寸を測った値を突き合わせて、はみ出さない範囲でいちばん大きいものを選んでください。
リアボックスの天面に貼るなら、真後ろからは見えない点も踏まえて位置を決めます。
ナンバープレートと灯火類にかからない位置に貼る
貼る位置を間違えると、マーク自体は任意でも車両側が保安基準に触れます。ナンバープレートは運行中に番号が判読できる見やすい位置に取り付ける義務があるため、マークを重ねたり、数字の一部を隠したりする貼り方はできません。
ナンバー周りに固定するプレート式を使う場合はもう一点あります。
令和3年10月1日以降に初めて登録や使用の届出を受けた二輪自動車は、後面ナンバープレートの取り付け角度が上向き40度から下向き15度まで、左右向きは0度と定められており、フレームやボルトカバーの大きさにも制限があります。
角度を変える形で固定しないでください。
新基準の適用対象かどうかは初度登録の時期で変わるので、自分の車両の登録時期を確認してから選ぶことになります。
灯火類も同じです。
方向指示器は橙色の灯光で毎分60回以上120回以下の一定周期で点滅するよう定められていますから、ウインカーやテールランプ、反射器の前にマークがかかる位置は避けてください。
判断がつかない場合は販売店で確認してください。
初心者マークを買う前に確認する3点
確認するのは、貼る面の素材・貼る面の実寸・屋外での耐候の3点です。素材は鉄か樹脂かガラス面かで固定タイプが決まり、実寸はミニサイズにするかどうかを決めます。
耐候は保管環境で差が出ます。
屋外に置きっぱなしなら、色あせと糊の劣化は避けられないので、1年で貼り替える消耗品として考えてください。
カバーやガレージで紫外線を遮る選択肢は、バイクガレージの種類と選び方で解説しています。
ヘルメットに貼るタイプを選ぶなら、貼る前に塗装への影響と剥がし方を確かめてください。位置の決め方と剥がすときの手順はヘルメットステッカーの貼り方、そもそも1台目のヘルメットを選ぶ段階ならバイクのヘルメットの選び方で解説しています。
よくある質問
原付にも初心者マークは必要ですか
必要ありません。
表示義務があるのは四輪の普通自動車だけなので、原付に貼らずに走っても違反にはなりません。
ただし原付にも免許を受けた日から1年の初心運転者期間はあり、講習や再試験の制度は適用されます。
1年経ったら剥がさないといけませんか
二輪には表示義務がないため、剥がす義務もありません。貼り続けても罰則はありませんが、粘着タイプは時間が経つほど糊が硬くなって跡が残りやすくなるので、剥がすつもりがあるなら早めに作業したほうが楽です。
四輪用の初心者マークをそのままバイクに貼ってもいいですか
貼れます。
サイズが大きいぶん後続車からは見えやすくなりますが、車体の平らな面に収まるかどうかは車種によります。
ナンバープレートや灯火類にかからず、走行風で浮かない固定方法を選べるなら問題ありません。
まとめ
バイクに初心者マークを貼る義務はなく、貼るかどうかは自分で決めてかまいません。
貼ると決めたら、選ぶ順番は固定タイプ、サイズ、位置です。
鉄板のない車体にマグネット式を買ってしまう失敗と、ナンバーや灯火を隠してしまう失敗は、どちらも買う前の確認で避けられます。
ぜひ本記事の4タイプの比較表を参考に、貼る面の素材から絞り込んでみてください。





