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バイクの電熱ベスト|給電方式と発熱位置の見分け方と選び方

バイクの電熱ベスト|給電方式と発熱位置の見分け方と選び方

電熱ベストの商品ページを並べて見ると、暖かさの説明はどれも似た書き方になっています。

実際に使い勝手を分けるのは、電気をどこから取るかです。

車体のACC電源につないで走っている間だけ使うタイプと、専用の充電式バッテリーやUSBのモバイルバッテリーで動かすタイプがあり、この違いで配線作業の要否も、休憩中に暖かいままでいられるかも変わります。

発熱体がどこに入っているか、サイズをどう選ぶかは、その次に見る条件です。本記事では、給電方式の違い・発熱する位置の選び分け・電源の取り出しで確かめる点・サイズ選びで起きる失敗を解説します。

いいバイク用品編集部

いいバイク用品編集部

「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

電熱ベスト選びで最初に決まるのは給電方式

同じ「電熱ベスト」という名前でも、電源が車体側か身につけるバッテリー側かで、買った後の使い方がまるごと変わります。走行時間が長い人と、寄り道が多い人で答えが逆になるので、ここを決めてから他の仕様を見ると迷いが減ります。

車体から給電するタイプ

車体のACC電源(キーを回している間だけ通電する電源)から配線して使うタイプです。

走っている間は容量を気にしなくて済むため、通勤や長距離ツーリングのように連続で走る時間が長い人に向きます。

反面、降車すると電気が来ないので、店に入ったり歩いたりする時間が長い使い方には合いません。

ケーブルの取り回しと、車体から降りるときにコネクタを外す動作が毎回発生します。

バッテリーやUSBで給電するタイプ

専用の充電式バッテリーを内ポケットに入れる形と、手持ちのモバイルバッテリーからUSBでつなぐ形があります。

配線作業が不要で、バイクを降りてからも使えるのが利点です。

ただし稼働時間は容量と温度設定で変わり、USB給電のものは出力(AやW)が足りないと発熱が弱くなります。

給電方式で選び方が変わる点はグローブも同じで、電熱グローブの給電方式と稼働時間の目安で解説しています。

発熱する位置と枚数で、暖かく感じる場所が変わる

発熱体は面ではなく、線や板の形で数か所に入っています。どこに入っているかは商品ページの図で確認できるので、枚数の多さより配置を見てください。

走行中の風は正面から当たるため、胸から腹にかけての面と、首の後ろから肩にかけての面で体感が変わります。

背中だけに集中している製品は、シートに寄りかかる姿勢のバイクだと熱が伝わりやすい一方、前傾姿勢では背中が浮いて感じ方が弱くなります。

逆に前面だけの製品は、風を受ける側は暖かくても、肩から首の冷えは残ります。

発熱体は体に密着しているほど熱が伝わるので、ジャケットの内側、できれば薄手のインナーの上に着るのが基本です。

外側に風を通さない層を用意しないと熱が奪われ続けるため、ベスト単体で完結させない前提で組み合わせを考えてください。

重ね方の順番はバイクの防寒着の重ね方と風を通さない条件で解説しています。

タイプ別に見る電熱ベストの向き不向き

給電方式ごとに、どういう乗り方の人に合うかをまとめます。向かない条件のほうが判断しやすいので、そちらから読んでも構いません。

タイプ電源向いている人向かない人
車体給電ACC電源などから配線通勤やロングツーリングで連続走行が長い人寄り道が多い人、配線作業をしたくない人
専用バッテリー式付属の充電式バッテリー降車後も着たままでいたい人、複数の車体で使う人朝から晩まで走り続け、充電の機会がない人
USB給電手持ちのモバイルバッテリーすでにモバイルバッテリーを積んでいる人強めの発熱を最優先したい人

両方の環境を作れる製品もあります。

バッテリーで動かしつつ、車体側のケーブルにもつなげる仕様なら、走行中は車体から、休憩中はバッテリーからという使い分けができます。

車体電源接続への対応の有無は製品ごとに違うので、付属品の一覧とオプションの記載を確認してください。

電熱ベストで失敗しやすい選び方

いちばん多いのはサイズです。

普段着と同じ感覚でゆとりのあるサイズを選ぶと、発熱体が体から離れて熱が伝わりにくくなります。

ジャケットの下に着る前提で、体に沿う寸法を選び、そのうえでジャケット側が窮屈にならないかを確かめる順番になります。

すでに厚手のインナーを着ている人は、その分をどちらで引くかも考えてください。

次に多いのは、電熱に防風の役割まで期待してしまうことです。

電気で熱を作る機能と、風を止める機能は別で、風が抜ける構造の上着の下に着ると熱がどんどん逃げます。

表地に防風素材を使った製品もありますが、雨天走行を想定するならレインウェアを重ねる前提で考えたほうが確実です。

手先の冷えを電熱ベストで解決しようとするのも、方向が違います。

体幹が温まると手足の冷えが軽くなる場合はありますが、走行風が直接当たるグローブの中の冷えは別問題です。

厚みと操作性の折り合いはバイクの防寒グローブの厚みと操作性で解説しています。

買う前に確かめる電源の取り出し口と配線

車体給電を選ぶなら、電源をどこから取るかを買う前に決めてください。

ACC電源から取ればキーを切ると同時に通電が止まりますが、バッテリーから直接つなぐとキーを切っても電気が流れ続け、切り忘れがバッテリー上がりにつながります。

スイッチやヒューズを間に入れる作りにするか、最初からACC連動の取り出し口を使うかで、この心配は減ります。

配線の経路も先に見ておきます。

ハンドルを左右に切る範囲、シートの開閉部、サスペンションが動く場所をケーブルが横切ると、いずれ被覆が傷みます。

コネクタは、乗り降りのときに手が届き、走行中は体の動きで引っ張られない位置に出すのが現実的です。

電気の配線に不安がある場合、ヒューズボックスからの取り出しや車体側への固定はバイク販売店に相談してください。

灯火類やホーンと同じ電源から分けて取ると、容量の余裕がなくなることもあります。

ベストとグローブを同時に使う予定があるなら、その合計を前提に取り出し方を決めておくと後で配線をやり直さずに済みます。

何シーズン使えるかを左右するのはバッテリーと配線の傷み

電熱ウェアで先に弱るのは、たいてい発熱体そのものではありません。

充電式バッテリーは充放電を繰り返すと容量が落ちていくので、専用バッテリー式を選ぶときは、後から単体で買い足せる型かどうかを確認しておくと長く使えます。

取り扱いは時期や店舗で変わるため、購入前にメーカーの補修部品の扱いを見ておくのが安全です。

もう一か所は、コネクタとケーブルの根元です。

着脱のたびに曲がる部分に負荷が集まるため、抜き差しはケーブルを引かず、コネクタ本体を持って行ってください。

洗濯するときはバッテリーとコントローラーを必ず外し、洗濯表示に従います。

乾燥機や高温での乾燥は、内部の配線を傷める原因になります。

よくある質問

電熱ベストはジャケットの上に着てもいいですか

熱を体に伝えるという点では内側が有利です。

ジャケットの外側に着ると、間に空気の層とジャケットの生地が入るため、同じ設定でも暖かさを感じにくくなります。

風を止める層をいちばん外側に置き、電熱は肌に近い側という並びが基本です。

雨の日にも使えますか

防水をうたう製品でも、縫い目やコネクタの隙間から水が入ることはあります。

雨天走行の予定があるなら、上にレインウェアを重ねてベスト本体とコネクタを濡らさない使い方にしてください。

濡れる場所と対策の順番はバイクの雨の日の装備で濡れる場所と対策の優先順位で解説しています。

走行中に温度を変えてもいいですか

本体のボタンで切り替えるタイプは、停車して安全な場所で操作してください。

スマートフォンのアプリで温度を変える製品もありますが、走行中にスマートフォンを操作するのは避けてください。

走り出す前に設定を決め、寒くなったら次の停車で上げるという使い方が現実的です。

これだけで真冬の通勤は足りますか

体幹は暖かくなりますが、手先と顔は別に対策が必要です。

指先が冷える原因と防ぎ方は冬のバイクグローブの選び方、首や鼻の冷えと曇り対策はバイクのフェイスマスクの季節ごとの条件で解説しています。

なお、手足の冷えやしびれが走行後も続く場合は、我慢して乗り続けず医療機関に相談してください。

まとめ

電熱ベストは、給電方式でほぼ性格が決まります。

連続で走る時間が長いなら車体給電、降りてからも着ていたいなら専用バッテリーやUSB給電が合い、両対応の製品ならその中間の使い方もできます。

そのうえで発熱体の配置を図で確かめ、体に沿うサイズを選び、外側に風を止める層を重ねる並びを作れば、失敗はほとんど防げます。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、電源の取り出しで確かめる点を参考に、自分の走り方に合う一枚を絞り込んでください。

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