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バイクの防寒グローブ|厚みと操作性の折り合いと選び方

バイクの防寒グローブ|厚みと操作性の折り合いと選び方

グローブ売り場には、指が5本に分かれた厚手のものと、人差し指だけが独立した二本指タイプ、それに電熱線の入ったものが、同じ「防寒」の表示で並んでいます。

厚みはどれも似ていて、手に取っただけでは差が分かりません。

暖かさを左右するのは中綿の厚みではなく、風を通さない層が入っているかどうかです。

中綿は空気を抱え込んで熱を保つ作りですが、走行風はその空気ごと熱を運び去ります。

防風層のない厚手のグローブが、走り出して10分で冷たくなるのはこのためです。

本記事では、防風層と防水表記の見分け方・ウインターとオーバーグローブと電熱の使い分け・手の測り方と袖口の合わせ方を解説します。

いいバイク用品編集部

いいバイク用品編集部

「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防寒グローブの暖かさを決めるのは、中綿の厚みより防風層

中綿の量が示しているのは、動かない空気をどれだけ抱えられるかです。

走り出せば、その空気は生地の目を通って押し出されます。

手の甲は走行風がまっすぐ当たり続ける場所なので、風を止める層があるかないかで体感が大きく変わります。

製品の表記で見るのは「防水」「防風」「透湿」の3語です。

生地の間に防水透湿フィルムを挟んだ製品は、水を通さない構造上、風も通しにくくなります。

防風だけをうたう製品は雨で生地が水を吸い、濡れた生地が熱を奪うため、冬の雨では一気に冷えます。

冬に雨も想定するなら、防水表記のある製品を選んでください。

ただし防水フィルムが入っていても、指先の冷えが消えるとは限りません。

その指先はグローブの中でいちばん血流が細く、レバーやグリップという金属と樹脂に触れ続ける場所です。

冷える理由が風なのか接触なのかで対策は変わります。

冬のバイクグローブで指先が冷える原因で解説している切り分けを先に見ておくと、買うものが絞れます。

ウインター・オーバー・電熱・グリップヒーターの4タイプの違い

単体で使うウインターグローブ

防風または防水のフィルムと中綿を一体に縫い込んだ、1双で完結させる作りです。

型は手首が長く伸びたガントレットと、手首で終わるショートに分かれます。

ジャケットの袖を包んで隙間をなくせるのがガントレットですが、袖が太いウェアには入りません。

薄手の上からかぶせるオーバーグローブ

中綿はなく、担当は風と水を止める外側の層だけです。

ふだんのグローブは替えずに済み、暖かくなったら外せます。

二重の生地は指の感覚を鈍らせ、頻繁にレバーを握る街乗りでは扱いにくく感じます。

発熱線を内蔵した電熱グローブ

発熱線を通すのは手の甲や指の背です。

給電は車体の電源または専用バッテリーから行い、風を止めるだけの製品と違って失った熱を足せます。

方式が変われば、走れる時間も配線の手間も変わります。

決める前にバイクの電熱グローブの給電方式と稼働時間の比較をご覧ください。

手ではなくハンドル側を暖めるグリップヒーター

グリップそのものを発熱体に交換する方法です。

手のひら側から温めるので、薄手のグローブでも操作感を残せます。

取り付けにはハンドル径を合わせる必要があり、22.2mm用は25.4mmのハンドルには入りません。

自分の車体の径を確認してから選んでください。

タイプ別に向いている人と、選ばないほうがいい人

同じ「冬用」でも、通勤の片道15分と真冬の日帰りツーリングでは求める条件が違います。

走る時間と、電源を増やす気があるかどうかで見てください。

タイプ作り向いている人選ばないほうがいい人
ウインターグローブフィルムと中綿を一体に縫製し単体で使う通勤から日帰りまで1双で済ませたい人真冬に長時間走り、指先の痛みまで出る人
オーバーグローブ外側の防風・防水層のみ気温差の大きい峠や、雨だけ備えたい人信号ごとに細かい操作をする街乗り中心の人
電熱グローブ発熱線を内蔵し電源から給電冬でも走行時間が長い通勤とツーリング短距離のみで、配線もバッテリーも増やしたくない人
グリップヒーター+薄手ハンドル側を発熱体に交換同じ車体に毎日乗り、操作感を残したい人複数の車体を乗り換える人

電熱を選ぶなら、上半身の電熱ウェアと電源を共用できるかも先に考えておくと配線が1本で済みます。

取り出し方の違いはバイクの電熱ウェアの電源の取り方で解説しています。

防寒グローブ選びで多い失敗は、厚さとサイズの上げすぎ

厚いほど暖かいと考えてサイズも一つ上げると、グローブの中で手が動きます。

レバーを握るたびに生地が先に動いて指が遅れて追いつくので、握り始めから制動までの時間が伸びます。

ウインカーのスイッチを指の腹で押せず、爪で探ることにもなります。

防寒を足すためにサイズを上げるのは避けてください。

もう一つ多いのが、防水表記を「濡れない」と受け取ることです。

防水フィルムが入った製品でも、縫い目や袖の開口から水が入ることは普通に起きます。

手首から水が伝って入ると内側の中綿が水を含み、そこから急に冷えます。

冬の雨まで走るなら袖の重なりを含めた対策が必要で、どこから濡れるかはバイクの雨の日の装備と対策の優先順位で解説しています。

作業用の防寒手袋を流用する手もありますが、条件は変わります。

ワークマンはバイク乗り向けの商品ページやイージスというブランドを持っていますが、作業用として売られている防寒手袋には、転倒を想定した手のひらの補強やナックル部のプロテクターが入っていないものもあります。

同じ暖かさでも守れる範囲が違うので、表示で用途を確かめてください。

買う前に測るのは手のひら周りと、袖口の重なり

手のサイズは2か所を測る

親指を除いた手のひらの周囲と、手首から中指の先までの長さを測ります。

メーカーのサイズ表はこの2つを基準にしていることが多く、周囲が合っていても指の長さが余ると先端に空気が残り、そこが冷えます。

逆に指が突き当たるサイズは、指先が生地越しに冷気と接触します。

ぴったりから指1本ぶんの余裕までが目安です。

ジャケットの袖と重ねて考える

冷気が入る場所として見落とされやすいのが手首です。

ガントレット型のグローブは袖の外側に重ね、ショート型は袖の中に入れて袖口を締めます。

どちらでもいいのですが、順番を決めずに買うと重ならず、走行風がそのまま袖の中を通ります。

手首まで包む前提の上着かどうかは、バイクの防寒着の重ね方と風を通さない条件で解説している袖口の作りと合わせて確認してください。

ひと冬使った防寒グローブで、先に落ちるのは表面の撥水

防水フィルムが生きていても、表の生地の撥水が落ちれば生地自体が水を吸い、吸った水は走行風で気化して、そのとき手の熱を奪います。

「去年より寒い」と感じる原因は、ここが多いのです。

フィルムが破れたわけではなく、撥水スプレーをかけ直すと戻る場合があります。

濡れたあとの乾かし方でも寿命が変わります。

基本は陰干しで、ドライヤーやストーブに当てれば革は硬く縮み、樹脂パーツは変形します。

走行直後のエンジンやマフラーの上に置くのも、同じ理由で避けてください。

電熱タイプは可動する指の付け根で配線に負荷がかかります。

丸めて押し込む保管をせず、平らに広げて乾かします。

交換を考えるのは、縫い目から水が入るようになったとき、中綿が潰れて甲側が薄くなったとき、電熱なら片側だけ温まらなくなったときです。

年数で一律に決める必要はありませんが、手のひらの縫製がほつれているものは転倒時に守れないので、防寒とは別の理由で替えてください。

よくある質問

防寒グローブとハンドルカバーは、どちらを選べばいいですか

手を入れたまま操作するハンドルカバーは風を大きく遮れますが、緊急時に手を抜きにくく、車体によっては取り付け位置が限られます。

まずグローブ側で防風層のあるものを試し、それでも冷えるなら追加を考えるのが順序として安全です。

タッチパネル対応は必要ですか

信号待ちや停車時に地図を確認する人には便利です。

当然ではありますが、走行中のスマートフォン本体の操作は行わないでください。

停車して手袋を外せば済む場面なら、優先度の高い条件ではありません。

電熱グローブとグリップヒーター、両方は必要ですか

両方は要りません。

手の甲を暖めたいなら電熱グローブ、操作感を残したいならグリップヒーターという分け方になります。

グリップヒーターは手の甲側に風が当たり続けるので、風を止める薄手のグローブと組み合わせてください。

顔や首も冷えるのですが、グローブより先に対策すべきですか

冷えを痛みとして感じやすいのは指先ですが、首元から入った風は上着の中を通って全身を冷やします。

首と顔の防風は布1枚で効果があるので、バイクのフェイスマスクの季節ごとの条件で解説している選び分けを見て、同時に手当てしておくと冬の走りが楽になります。

まとめ

防寒グローブは中綿の厚みで比べるものではなく、風と水を止める層があるか、指の操作を残せるサイズかで選ぶものです。

走行時間が短ければ防水表記のあるウインターグローブ1双で足り、長時間走るなら電熱かグリップヒーターで熱を足す方向に進みます。

どのタイプでも、手のひら周りと指の長さ、そして袖との重なりを外すと暖かさは出ません。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と、手を測る2か所の手順を参考に、自分の走る時間と車体の条件に合う一双を選んでください。

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