バイクの荷物収納のやり方|積載方法の種類と決める順番

コンビニで買った荷物をリュックに押し込んで、ヘルメットはミラーに引っかけて帰ります。
バイクの収納を調べ始める入口は、だいたいこの場面です。
打ち手は大きく2つで、車体に箱やバッグを足して運べる量を増やすか、止めている間に車体をしまう場所を作るかに分かれます。
前者は45L級のリアボックスならフルフェイスが2個入るほど積めますが、そのぶん車体の全長や全高が変わり、キャリアの穴位置が合わなければ載りません。
本記事では、積む収納としまう収納の違い・固定方式ごとの向き不向き・自分の車種で適合を確かめる手順を解説します。

いいバイク用品編集部
「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
バイクの収納は「積む」と「しまう」で選ぶものが変わります
収納で検索すると、リアボックスやシートバッグの商品ページと、物置やテントガレージのページが同じ画面に並びます。
前者は走っている間に荷物を運ぶ道具、後者は止めている間に車体を雨や埃から守る設備です。
荷物が入り切らないことで困っているなら積む側、車体が雨ざらしなのが気になるならしまう側を検討します。
しまう側は規模の差がそのまま費用と工事の差になり、稲葉製作所のバイク保管庫[FM]やバイクガレージのアルシアフィット[DM]のような据え置き型は、設置面積と基礎が要ります。
手間が小さいのはテント式やカバーです。
守れる範囲は、かわりに狭くなります。
この据え置き型・テント式・カバーの違いはバイクガレージの種類と選び方で解説しています。
ここから先は、車体に付けて荷物を運ぶ側の収納に絞って進めます。
違いが出るのは固定方式と素材です
製品名は違っても、車体への付き方は4タイプしかありません。
キャリアやステーにボルトで留めるもの、ベルトやバンドで縛るもの、磁石で貼り付くもの、タンクキャップの周囲に固定するものです。
ボルト留めは走行振動でずれにくく、鍵付きの箱を選べば施錠もできます。
その代わりキャリアが必要で、脱着は気軽ではありません。
工具なしで載せ降ろしができるのはベルト式ですが、締め方が緩いと減速のたびに前へ動きます。
磁石で貼り付くタンクバッグは、樹脂タンクや樹脂カバーの車体では固定できません。
自分の車体のタンクが鉄なのか樹脂なのかを先に確かめてください。
素材でも使い勝手が変わります。
樹脂やアルミの箱は形が崩れないので中身を潰さずに運べる一方、重量が増えて車体が振られやすくなります。
ターポリンやナイロンのバッグは軽く、使わないときは畳んでおけますが、外からの圧力には弱いです。
収納を増やしてできること、増やしても変わらないこと
積載を足して変わるのは、背中で運んでいた重さを車体に移せることです。
通勤で書類とレインウェアを持ち歩く、買い物でかさばる荷物を積む、泊まりのツーリングで着替えを分けて入れます。
この3つは容量と固定の安定で解決します。
一方で、変わらないことも2つあります。
鍵付きのボックスでも、工具を持った相手に対しては時間を稼ぐだけで、箱ごと、あるいは車体ごと持ち去られる盗難は防げません。
ロックの組み合わせと駐車場所の考え方はバイクの盗難防止で解説しています。
もう一方は雨です。
防水をうたう製品でも、縫い目やファスナーの隙間から水が入ることがあります。
長時間の雨が想定されるなら、書類や電子機器は防水インナーや袋に入れてから積んでください。
タイプ別|バイクに付ける収納の選び分け
リアボックス
キャリアを介してボルトで留める箱です。
施錠でき、雨の日も中身が濡れにくく、毎日の通勤や買い物にいちばん向きます。
容量の目安と選び方はバイクのリアボックスはどれ?おすすめの選び方と容量の目安で解説しています。
サイドバッグ・パニアケース
車体の左右に振り分ける形です。
重心が下がり、リアボックスと併用して積載量を伸ばせますが、車体の全幅が増えるので、すり抜けや駐輪場での取り回しが変わります。
リアとサイドのどちらを先に足すべきかはバイクのボックス|リアとサイドの違いと使い分けで解説しています。
シートバッグ
タンデムシートにベルトで固定するタイプで、キャリアがない車体でも使えます。週末のツーリングだけ積みたい人、車体に穴を開けたり部品を足したくない人向きです。
タンクバッグと小物ホルダー
財布や小物、給油カードのように走行中に出し入れしたいものを入れる場所です。ハンドル周りに付ける小物ホルダーは、ハンドル径が22.2mmか25.4mmかで対応品が変わります。
容量の数字より先に、載せる場所を決めてください
リットル表記から選び始めると、届いてから載らないという結果になりがちです。
決める順番は、載せる場所、固定方式、実寸、防水と素材、保安基準の5つです。
まず車体を見て、キャリアが付いているか、タンデムシートに面積があるか、タンクが鉄か樹脂かを確認します。
ここで使える固定方式が絞られ、選べる製品はかなり減ります。
次に実寸です。
リットル数が同じでも、開口部が狭ければヘルメットは入りません。
入れたいものの縦・横・高さを測り、箱の内寸と開口部の形で照らし合わせてください。
防水は、完全防水と生活防水が別だという前提で考えます。
最後に保安基準です。
荷物やバッグでナンバープレートが読めなくなる積み方は避けてください。
運行中に番号が判読できる見やすい位置に取り付ける義務は、以前から課されています。
バイクの型式と実測で適合を確かめる
収納用品の適合の確認は、メーカーの適合表と自分の車体の実測の2本立てです。
適合表を見るときは車名だけでなく、車検証に記載された型式と年式で照らしてください。
同じ車名でも年式でキャリアの穴位置やテールカウルの形が変わることがあり、すでに社外のフェンダーレスやマフラーが付いていれば、そこも条件になります。
実測が要るのは3か所です。
ボックス側はベースの穴のピッチ、シートバッグならシートの前後長と幅、サイドバッグは装着後の全幅です。
全幅はミラーを畳んだ状態でも測っておくと、駐輪場に入るかどうかまで判断できます。
ハンドル周りの小物ホルダーはハンドル径で決まり、22.2mm用は25.4mmのハンドルには付きません。
オフロード車のテーパーバーは中央と端で径が違うので、グリップ側の径を測るか、メーカーの適合表で自分の車種を確認してください。
判断がつかないときは、車体を販売店に持ち込んで見てもらうのが確実です。
取り付けたあとの増し締めと、雨のあとの手入れ
ボルトで留める箱は、走行振動で少しずつ緩みます。
取り付けから100km前後走ったところで一度増し締めし、その後も給油やチェーン調整のついでに手で揺すって確認してください。
ベルト式は荷物の量で締まり具合が変わるので、積むたびに引っ張って確かめます。
雨のあとは、箱の中に水が残っていないかを見てください。
密閉されているぶん湿気が抜けにくく、書類や革製品を入れっぱなしにするとカビの原因になります。
バッグ類は濡れたまま畳むと生地の内側が傷みます。
走行直後に車体カバーをかけるのも避けてください。
耐熱をうたうカバーでも、耐熱素材が使われているのはマフラーが当たる一部分だけという製品が多いためです。
よくある質問
ヘルメットはリアボックスに入れて置いておけますか
物理的には45L級なら2個入りますが、置きっぱなしはおすすめできません。
鍵付きでも持ち去りやこじ開けを防げるわけではなく、夏場は箱の中が高温になり、雨のあとは湿気も残ります。
長時間離れるときは持ち歩いてください。
リュックとリアボックス、通勤ならどちらがいいですか
毎日同じ荷物を運ぶならリアボックスのほうが体は楽です。
背中の重さがなくなり、雨でも中身が濡れにくくなります。
ただしキャリアが必要で、車体の全長が伸びるので、駐輪場の枠が狭い場合は装着後の寸法を先に測ってください。
マグネット式のタンクバッグはどの車体でも使えますか
使えません。
樹脂タンクや樹脂カバーの車体では磁石が付きません。
鉄タンクでも、砂を挟んだまま貼り付けると塗装が傷むので、装着前にタンク面とバッグの底を拭いてください。
荷物を積んだままバイクを止めても大丈夫ですか
短時間の駐車でも、外から見て中身が分かるバッグは載せたままにしないほうがよいです。固定がベルト式のものは特に外されやすく、車体側の施錠とは別の問題になります。
まとめ
バイクの収納は、荷物を運ぶための積載と、車体をしまうための保管に分かれ、必要なものは困っている場面で決まります。
積載を足すなら、リットル数から選ぶのではなく、車体のどこに載せられるかを確認してから固定方式と実寸を詰める順番が失敗しにくいです。
鍵付きの箱でも盗難は防げず、防水表記でも縫い目から水が入ることがある、という前提も持っておいてください。
ぜひ本記事のタイプ別の選び分けと適合の確認手順を参考に、自分の車種と使い方に合う1つを選んでください。





