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バイクの簡易ガレージ|風対策と固定方法の確認点と選び方

バイクの簡易ガレージ|風対策と固定方法の確認点と選び方

強風の翌朝、シートの端が外れて車体の半分が濡れています。簡易ガレージで先に確かめたいのは、生地の防水性よりも地面への固定方法です。

テント式もパイプ組みも、骨組みは細い金属パイプで、屋根と壁はポリエステルやターポリンのシートでできています。

自重で座っているわけではないので、ペグやウェイトで留めなければ骨ごと動きます。

鋼板の箱であるイナバの「バイク保管庫[FM]」のような据え置き型とは、そこが根本的に違います。

本記事では、簡易ガレージのタイプごとの構造の違い・向いている人と向かない人・買う前に測る寸法・シートの寿命を解説します。

いいバイク用品編集部

いいバイク用品編集部

「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

簡易ガレージで先に決まるのは、風への固定方法です

選ぶ順番を間違えると、後から直せません。

最初に見るのは設置面で、土や砂利ならペグが打てますが、コンクリートやアスファルトではペグが入らないため、ウェイトやブロック、アンカー施工のどれかを使います。

製品によって付属する固定具が違い、コンクリート用の重りが別売りのものもあるので、購入前に付属品の一覧を確かめてください。

次に見るのが前面の開き方です。

全面をファスナーで巻き上げるタイプは出し入れが楽な一方、開けた生地をまとめる幅が前方に必要になります。

車体の前後に余裕がない置き場なら、横から入れる形や、上半分だけ開く形のほうが現実的です。

生地の防水性や耐候性は、この2つが決まってから比べれば足ります。据え置き型の物置まで含めて検討している場合は、バイクガレージの種類と選び方で据え置き・テント・カバーの守れる範囲の違いを解説しています。

テント式・パイプ組み・据え置き型の構造の違い

ドーム型のテント式

弓なりの骨組みにシートを張って自立させる形です。

部品数が少なく組み立てが短時間で終わり、使わない季節はたたんで片付けられます。

曲面のため風を受け流しますが、内部の高さは中央だけ高く、端に寄るほど低くなるので、車体の横に立って作業するには窮屈です。

パイプフレームの箱型

四角い骨組みにシートを被せる形です。

天井の高さは端まで一定で、工具を置いたり、カバーを掛け直したりといった作業がしやすく、サイズ展開も原付から中型まで幅広くあります。

難点は面で風を受けることで、固定の手間はドーム型より増えます。

鋼板の据え置き型

イナバ製作所が現行で展開するのは、土間タイプと床付タイプを持つ「バイク保管庫[FM]」と、バイクガレージ「アルシアフィット[DM]」です。

FMが採用するのはディンプルキーで、シートを張った製品とは守れる範囲が違います。

ただし設置には基礎と工事が必要で、通販だけで完結しません。

サイズの考え方はイナバのバイクガレージのサイズ展開と設置条件で解説しています。

タイプ別に向いている人と、向かない人

タイプ構造向いている人向かない人
ドーム型テント式弓なりの骨組み+シート土の駐車スペースがあり、雨風と紫外線を防ぎたい人ガレージ内で整備や洗車までしたい人
パイプフレーム箱型四角い骨組み+シート車体の横で作業する時間が長い人、荷物も一緒に置きたい人強風地域で固定具を増やせない人
据え置き型の鋼板金属の壁と屋根、施錠可能長く同じ場所に住み、基礎工事ができる持ち家の人賃貸や転居予定のある人
バイクカバー生地を車体に直接かける駐輪場の区画だけで、構造物を置けない人雨の日に車体の周りで作業したい人

賃貸の駐車場や集合住宅の駐輪場では、構造物の設置が規約で禁じられている場合があります。この規約を管理会社に確認してから買えば、組み立て後に撤去する事態は避けられます。

簡易ガレージのサイズはカタログの全長で決めない

失敗が集中するのはサイズです。

表記されている奥行きは骨組みの外寸であり、内側は骨の分だけ狭くなります。

さらに車体の全長だけで足りると考えると、ミラーやスクリーン、リアボックスの張り出しが入りません。

もう一つ見落としやすいのが、押して入れるための通路です。

中で切り返せないため、まっすぐ入れられる向きに前面が来ていなければ、毎回歩道側から回り込む手間が増えます。

シートの前面をめくったときに、めくった生地が入口をふさがないかも見てください。

屋根と壁ができると人目から隠れますが、それは盗難対策にはなりません。

目隠しになるぶん、作業している姿も見えにくくなります。

地面側の固定物とつなぐ施錠は別に用意してください。

組み合わせ方はバイクの盗難防止とロックの組み合わせ方で解説しています。

買う前に測る3つの寸法と、設置面の条件

測るのは全長・全幅・全高の3つです。

全長はリアボックスやキャリアの後端まで、全幅はミラーを畳んだ状態で最も広い部分、全高はミラーかスクリーンの上端までを測ります。

そこに前後左右それぞれ10cm程度の余裕を足した数字を、製品の内寸と比べてください。

設置面は、水が流れる方向を先に見ます。

雨のあと水がたまる場所に置くと、タイヤの接地面とシートの裾が濡れたままになり、錆の原因になります。

傾斜がある場所では骨組みが歪むので、ブロックで水平を出すか、別の場所を選んでください。

電源が近くにあるかどうかも確かめておくと後で困りません。充電器やバッテリーテンダーを使うなら、屋外コンセントまでの距離が延長コードで届く範囲かどうかで置き場所が変わります。

簡易ガレージで先に寿命が来るのはシートです

骨組みは数年もっても、シートは紫外線で硬くなり、風で揺れる角から裂けていきます。

交換用のシートが単体で販売されているかを買う前に確認しておけば、裂けたときに骨組みを残して張り替えられます。

単体販売がない製品は、生地が終わった時点で全体を買い替える形になります。

雨の日に走った直後に閉じると、内部に湿気がこもって車体が濡れたままになります。

上がりにシートが湿っているのは結露が起きているためで、通気口付きの製品を選ぶか、乗った直後は少し開けておくと乾きが早くなります。

マフラーが当たる部分の耐熱を明記した製品もありますが、耐熱とされているのはその部分だけなので、走行直後に生地を密着させないでください。

冬の間まったく乗らない保管では、バッテリーが放電して春に始動できないことがあります。

種類ごとの交換時期の目安はバイクのバッテリーの種類と交換時期で解説しています。

ガレージの中でも車体に直接カバーをかける場合は、タンクの塗装が擦れることがあるので、バイクのタンクカバーの装着方式の違いも参考になります。

よくある質問

簡易ガレージは風で飛びませんか

付属の固定具だけでは足りない場所があります。

土ならペグを全数打ち、コンクリートならウェイトやアンカーを使い、さらにフレームを壁や柱にロープで引くと動きにくくなります。

台風の予報が出たときは、シートを外して骨組みだけにするか、全体をたたんでください。

集合住宅の駐輪場に置けますか

共用部に構造物を置くことを禁じている管理規約があります。

設置できるかどうかは建物ごとに違うため、管理会社か管理組合に確認してください。

置けない場合は、車体にかけるカバーが現実的な選択肢になります。

壁と屋根があれば施錠はいらないですか

必要です。

シート製の簡易ガレージは刃物で切れるので、中の車体はロックで固定してください。

据え置き型の鋼板の保管庫も施錠できますが、扉の鍵だけに頼らず、車体側のロックと併用するのが基本です。

組み立ては一人でできますか

製品によりますが、骨組みにシートを被せる工程は風で煽られるため、二人いると作業が早く終わります。無風の時間帯を選び、最後の固定まで一度に終える段取りにしてください。

まとめ

簡易ガレージは、設置面にどう固定できるかで選べる範囲が決まり、次に前面の開き方と内寸で使い勝手が分かれます。

生地の防水性を比べるのはその後で足りますし、整備までしたいならパイプフレームの箱型、たたんで片付けたいならドーム型という分かれ方になります。

長く同じ場所に置けるなら、鋼板の据え置き型まで含めて比べる価値があります。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、測る3つの寸法を参考に、自分の置き場に収まる製品を絞り込んでください。

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