バイク倉庫の選び方|サイズの決め方と設置に要る条件

バイクの横に巻き尺を当ててみると、ミラーを畳んだ全幅と、車体を押して入れるときに必要な通路幅は別の数字になります。バイク倉庫で買い間違いが集中するのは、この庫内の内寸と、扉の開口幅と、置く場所の地面の3つです。
据え置き型は地面に固定して使うため、イナバの「バイク保管庫[FM]」のように土間タイプと床付タイプが分かれている製品もあります。
一方でテントタイプやカバーは工事が要らない代わりに、風で動かない固定を自分で用意します。
構造の違いが、そのまま守れる範囲と設置の手間を分けます。
本記事では、据え置き型・テントタイプ・カバーの違い、置き場所から絞る条件、買う前に測る寸法を解説します。

いいバイク用品編集部
「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
バイク倉庫は置き場所の条件で半分決まります
機種を絞る前に、置く場所の地面を確かめてください。
据え置き型のガレージは地面に固定して使う前提なので、土間コンクリートやアスファルトのように平らで硬い面が必要になり、土や砂利のままなら基礎を作るところから始まります。
テントタイプやカバーは地面を選びませんが、そのぶん飛ばないための固定を自分で用意します。
次に見るのが風の通り方です。
建物の角や海沿いのように風が抜ける場所では、重りを足しても骨組みのほうが先に曲がることがあります。
扉の前に必要な空きも測ってください。
奥行きが足りていても、車体を押して入れる角度が取れなければ入りません。
屋外コンセントまでの距離も、充電器や電動工具を庫内で使うなら先に確認しておくと無駄がありません。
風の強い場所にテントタイプを置くか迷っているなら、簡易ガレージの風対策と固定方法で解説しています。
バイク倉庫の3タイプ|据え置き型・テントタイプ・カバー
据え置き型のガレージ
鋼板の壁と扉があり、地面に固定して使うタイプです。
雨風と埃に加えて、車体を外から見えなくできる点が他の2つと違います。
そのぶん設置面積と施工が必要になり、通販だけで完結しない製品もあります。
テントタイプ
パイプの骨組みに生地をかぶせる作りで、工具だけで組み立てられます。屋根と側面ができるので雨は防げますが、生地は紫外線で少しずつ傷むため、数年単位で張り替えを考える消耗品だと思っておいてください。
バイクカバー
車体に直接かぶせる布で、防げるのは雨・埃・紫外線までです。
壁がないので物理的な守りはありませんが、置き場所を選ばず、傷んだら本体ごと買い替えられます。
タイプごとの守備範囲の違いはバイクガレージの種類と選び方で解説しています。
タイプ別に向いている人と、向かない人
| タイプ | 構造 | 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|---|---|
| 据え置き型 | 鋼板の壁と扉。地面に固定 | 持ち家で置き場所が決まっていて、庫内で整備もしたい人 | 賃貸や月極で、原状回復が必要な人 |
| テントタイプ | パイプ+生地。工具で組立 | 屋根がほしいが工事はしたくない人 | 風の強い場所や、隣家との距離が近い人 |
| カバー | 車体にかぶせる布 | 駐輪場所が屋外で、まず雨と紫外線を避けたい人 | 倒れ込みや接触からも守りたい人 |
どのタイプでも共通するのは、屋根と壁があっても盗難は防げないという点です。
据え置き型には鍵が付きますが、車体側の施錠や地面側の固定物とつなぐロックは別に用意してください。
組み合わせ方はバイクの盗難防止とロックの組み合わせ方で解説しています。
据え置き型のバイク倉庫は、床の有無と鍵で見分けます
据え置き型を検討するなら、まず床が付くかどうかを確認してください。
イナバの「バイク保管庫[FM]」は、土間タイプのSD型・HD型と、床付タイプのHY型に分かれます。
土間タイプは地面のコンクリートがそのまま床になるため、設置前の地面づくりが前提になり、床付タイプは床板が付くぶん条件が変わります。
鍵にはディンプルキーが採用されています。
同社にはバイクガレージの「アルシアフィット[DM]」もあり、TypeAと上位のTypeBが用意されています。
これらは通販サイトで買い切れる製品ではないため、設置の可否と工事の内容は取扱店に問い合わせて見積もりを取ってください。
サイズ展開と設置条件の見分け方はイナバのバイクガレージの選び方で解説しています。
車体寸法ぴったりのサイズを選ぶと失敗します
庫内の内寸が全長より数センチ長いだけの機種を選ぶと、入ることは入っても、その後が続きません。壁との隙間が握りこぶし以下だと、車体の横に立てないためカバーを外す動作すら窮屈になり、チェーンの掃除やタイヤの空気圧の点検を庫内で済ませるのは難しくなります。
扉の開口幅も別に見てください。
庫内が広くても、開口が狭ければミラーやハンドルが先に当たります。
前輪を入れてから車体をまっすぐにする余地がないと、毎回押し引きで斜めにこすることになりかねません。
ヘルメットや工具箱を一緒に置くつもりなら、その置き場所のぶんも最初から足して考えてください。
バイク倉庫を買う前に測る3つの寸法
測るのは車体の全長・全幅・全高の3つで、測り方にそれぞれ注意点があります。
全長
前輪の先端からリアフェンダーの後端まで。リアボックスを付けたままなら、その後端まで含めます。
全幅
ミラーを畳んだ状態で、いちばん張り出している部分を測ります。ハンドルガードやレバーが最大幅になる車種もあります。
全高
スクリーンやミラーの先端まで。カバーをかけるなら、かぶせた状態のふくらみも見ておいてください。
この3つに加えて、設置予定地の間口と、扉が開ききるまでに必要な前方の空きも測ります。カタログの寸法が外寸なのか内寸なのかは製品ごとに書き方が違うので、内寸が書かれていない場合は販売元に確認してから決めてください。
使い始めてから差が出るのは、生地と結露とバッテリーです
テントタイプの生地とバイクカバーは、紫外線と風でこすれる場所から先に傷みます。
とくに角が当たる部分は穴が開きやすいので、当たる面にパッドを挟むと持ちが変わります。
カバーの「耐熱」はマフラーが当たる部分だけに耐熱素材を使ったものが多く、全面が耐熱という意味ではありません。
走行直後は車体が冷めてからかけてください。
閉め切った空間では結露も起きます。
通気口のある製品を選ぶか、雨上がりに扉を開けて乾かす習慣をつけると、シートやメッキ部分の劣化を遅らせられます。
日焼けと雨でいちばん早く傷むのはシートなので、シートカバーの雨対策と日焼け対策の違いで解説している使い分けも合わせて考えてください。
しばらく乗らない期間があるなら、バイクのバッテリーの種類と交換時期の目安で解説しているとおり、充電の管理も必要になります。
よくある質問
バイク倉庫があれば盗難対策はいらないですか
必要です。
外から車体が見えなくなる効果はありますが、扉の鍵だけでは足りません。
車体側のロックと、地面側の固定物につなぐチェーンロックを別に用意してください。
賃貸の駐車場にバイク倉庫を置けますか
地面に固定する据え置き型は、原状回復の点で管理会社やオーナーの許可が要ります。置く前に管理者に相談し、テントタイプでも構造物とみなされるかどうかを確認してください。
カバーだけでは不十分ですか
雨と紫外線を避ける目的なら、カバーで足ります。
風で倒れたり、隣の車が接触したりする状況まで避けたいなら、壁のあるタイプが必要です。
守りたい対象で選び分けてください。
走行直後にカバーをかけても大丈夫ですか
冷めてからにしてください。耐熱をうたう製品でも、耐熱素材はマフラーが当たる位置に部分的に使われていることが多く、全面が熱に強いわけではありません。
まとめ
バイク倉庫は、守りたい範囲と置き場所の地面が決まれば、選べるタイプはほぼ絞られます。
据え置き型は固定する場所と施工が要り、テントタイプは風対策と生地の張り替えが付いてきて、カバーは雨と紫外線までを引き受けます。
どれを選んでも盗難対策は別に必要です。
ぜひ本記事の比較表と、買う前に測る3つの寸法を参考に、自分の置き場所に入るサイズから絞り込んでみてください。





