バイクカバーはどれ?おすすめの選び方と生地の見分け方

朝、カバーの裾がめくれて前輪だけが濡れています。
バイクカバーの評判を調べる前に確かめてほしいのが、「耐熱」表記の中身です。
耐熱をうたうカバーでも、耐熱素材が使われているのはマフラーが当たる部分だけというものが多く、全面が熱に強いわけではありません。
そのため走行直後にかぶせると、耐熱部から外れた場所の生地が溶けることがあります。
選び分けで差が出るのは、この耐熱部の位置と、全長・全幅・全高の3つの実寸が自分の車体に合っているかどうかです。
本記事では、生地とコーティングの違い・タイプ別に向いている人・買う前に測る寸法を解説します。

いいバイク用品編集部
「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
バイクカバー選びで最初に決まるのは耐熱部の位置
耐熱と書かれたバイクカバーは、マフラーが触れる位置に耐熱素材を重ねた作りが一般的です。
全面が耐熱なのではないので、エンジンとマフラーが冷えるまではかけないのが前提になります。
夏場に走った直後なら、素手で触れないほど熱い時間がしばらく続きます。
耐熱部の位置は製品ごとに決まっています。
右一本出しの車体と左右二本出しの車体では当たり方が変わります。
その耐熱部が車体のどのあたりに来るかを商品ページの図でご確認ください。
社外マフラーに交換して出口の位置や高さが変わっている車体では、純正前提の位置とずれることがあります。
生地とコーティングで、バイクカバーが守れる範囲が変わります
薄手のナイロンは軽くて畳める
薄手のナイロン生地は軽く、小さく畳めるので、ツーリング先で夜だけかけるような使い方に向きます。
ただ薄いぶん紫外線と擦れに弱く、屋外に置きっぱなしの車体では傷むのが早くなります。
厚手のターポリンやPVCは水を通しにくい
ターポリンやPVCを貼った厚手の生地は水を通しにくく、屋外に常置する車体に向きますが、重く、畳んでもかさばります。
その重さは、毎日一人でかけ外しするならそのまま手間になります。
防水表記があっても縫い目からは入る
防水をうたう生地でも縫い目やファスナーの周りから水が入ることがあるので、まったく濡れない前提では選ばないでください。
雨が続いたあとに一度めくって乾かす、それが生地の防水性能を上げるより確実です。
固定方式の違いで、風にめくられるかどうかが変わります
裾のゴムだけの製品はかけるのが速い一方、横風の強い場所では下から風が入ってめくれます。
前後をベルトとバックルで締めるタイプはかける手間が増えますが、裾が持ち上がりにくくなります。
駐車場が吹きさらしなら、後者を選ぶ理由があります。
ワイヤーを通す穴(グロメット)が付いていれば、ロックのワイヤーを通してカバーごと車体に留められます。
この留め方は飛ばされにくくするためのもので、盗難対策ではありません。
車種が見えなくなる目隠しの効果はあるものの、施錠は別に必要です。
地面側の固定物と車体をつなぐ考え方はバイクの盗難防止で解説しています。
タイプ別に見るバイクカバーの向き不向き
置き場所が向くかどうかを決めるのは、生地と作りの組み合わせです。
| タイプ | 作りの特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 薄手ナイロンの軽量タイプ | 生地が薄く、小さく畳める | 週末だけ屋外に置く人、ツーリングに持ち歩く人 |
| 厚手のターポリン・PVCタイプ | 樹脂を貼った厚い生地で水を通しにくい | 屋外の駐車場に一年中置く人 |
| 裏地付きタイプ | 車体に触れる面が起毛になっている | 塗装の擦れを避けたい人 |
| 通気口付きタイプ | 上部などに空気の抜け道がある | 夜露や湿気がこもりやすい場所に置く人 |
合わない組み合わせもあり、薄手の軽量タイプを屋外に置き続ける車体にかけると、一年もたずに傷むことがあります。
厚手のターポリンタイプは逆です。
毎日かけ外しする通勤用や、畳んで積んで持ち運ぶ使い方には重すぎます。
買う前に測る寸法は全長・全幅・全高の3つ
サイズ表記はSからLLのような区分で書かれることが多く、同じ表記でも製品ごとに寸法が違います。
測るときは、全長を前輪の先から後輪の後ろまで、全幅をミラーを畳んだ状態で取ってください。
全高はミラーやスクリーンの一番高いところまでです。
リアボックスを付けたままかけるなら、その分の全長と全高を足します。
冬のあいだハンドルカバーを付けたままにする場合は全幅も増えるので、外さない前提の寸法で選ぶほうが失敗しません。
大きすぎるカバーは風でバタつき、その動きで塗装が擦れます。
余りは少ないほうがいいです。
バイクカバーで失敗しやすい選び方
濡れたままかぶせるのは、生地の性能とは関係のない失敗です。
水分が閉じ込められて中が乾かず、金属部の錆やシートのカビにつながります。
雨の日に帰ってすぐかけたいなら通気口付きを選び、晴れた日にめくって乾かす日を作ってください。
屋外に長く置くなら、カバーだけで済ませない手もあります。
テント式や据え置き型のガレージは費用と設置面積が要りますが、雨と紫外線の当たり方そのものが変わります。
据え置き型は設置場所の確認が先に必要で、通販だけで完結しません。
イナバのバイク保管庫[FM]やアルシアフィット[DM]がこのタイプです。
種類ごとの違いはバイクガレージの種類と選び方、サイズ展開と設置条件はイナバのバイクガレージで解説しています。
使い始めてからの傷みと、買い替えを考える目安
屋外に置いたカバーは、紫外線でコーティングが白く粉を吹き、生地が張りを失っていきます。
この状態になると水を弾かなくなるため、破れていなくても買い替えを考える段階です。
縫い目のほつれと裾のゴムの伸びも、めくれの直接の原因になります。
乗らない期間が長い保管では、カバーの傷みより先にバッテリーが弱ります。
冬のあいだかけっぱなしにする予定なら、バイクのバッテリーで解説している種類ごとの充電の考え方と交換時期の目安も合わせて確認してください。
よくある質問
雨の日にかけておけば車体は濡れませんか
まったく濡れないとは言えません。
防水生地でも縫い目やファスナーの周りから水が入ることがあり、風でめくれれば下から濡れます。
雨が上がったらめくって乾かしてください。
走った直後にかけても大丈夫ですか
エンジンとマフラーが冷めるまで待ってください。
耐熱をうたう製品でも、耐熱素材はマフラーが当たる部分だけというものが多く、位置がずれれば生地が溶けます。
カバーをかけておけば盗難対策になりますか
目隠しにはなりますが、施錠は別に必要です。
ロックのワイヤーをグロメットに通せば風で飛ばされにくくなる程度で、車体を運ばれる形の盗難は防げません。
塗装が擦れるのが心配です
裏地が起毛のタイプを選び、サイズを余らせないでください。
タンクの上面だけを守りたいなら、バイクのタンクカバーで解説している装着方式の違いも判断材料になります。
まとめ
バイクカバーは、耐熱部の位置がマフラーと合っているか、実寸に対して生地の余りが少ないか、この2点で使い勝手が変わります。
生地は屋外に常置するなら厚手、持ち歩くなら薄手という順に絞り、濡れたままかぶせない習慣を先に決めておくと生地も長くもちます。
ぜひ本記事の比較表と、全長・全幅・全高の測り方を参考に、自分の置き場所に合う一枚を選んでください。





