バイクのハンドルバー|径と絞りで変わる乗車姿勢と選び方

グリップを注文して届いたのに、奥まで差し込めないことがあります。
原因のほとんどはハンドルの太さで、バイクのハンドルバーの径は22.2mm(7/8インチ)と25.4mm(1インチ)が基本です。
22.2mm用のグリップは25.4mmのハンドルには装着できず、無理に押し込んでも固定できません。
やっかいなのは、バーの径が合っていてもミラーのネジ径やハンドルホルダーの寸法という別の数字が待っていることです。
本記事では、径の表記の読み方・自分の車体の測り方・合わないときに何が起きるかを解説します。

いいバイク用品編集部
「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ハンドルバーの径は22.2mmと25.4mmの2つが基本
ここでいう径は、バーの外側を測った外径です。
内径ではありません。
グリップやスイッチボックス、バーエンドはこの外径にかぶせる部品なので、内径のほうを外径に合わせて選びます。
数字がきりの悪い22.2mmになっているのは、もとがインチの寸法だからです。
1インチは25.4mmで、7/8インチはその0.875倍にあたる22.225mm。
これを丸めた表記が22.2mmで、7/8インチと書かれていても同じものを指します。
同様に25.4mmは1インチと表記されることがあり、どちらの単位で書かれていても中身は変わりません。
ミリとインチが混在しているだけなので、換算さえ頭に入れておけば読み違えは起きません。
22.2mmと25.4mmで何を合わせるのか
| 表記 | インチでの呼び方 | この径に合わせる部品 |
|---|---|---|
| 22.2mm | 7/8インチ | グリップの内径、バーエンド、ハンドルホルダー、バーに巻き付けるクランプ類 |
| 25.4mm | 1インチ | 同上(すべて25.4mm対応と書かれたもの) |
径の違いはわずか3.2mmですが、グリップは接着して使う部品なので、細いバーに太い内径のグリップを付けると走行中に回ります。
逆に太いバーへ細いグリップは、ゴムが伸びても途中までしか入りません。
バーに後付けするスマートフォンホルダーや補助ライトのクランプも同じで、対応径の表記が製品ごとに決まっています。
自分のハンドルバーを測って決める手順
グリップを外さずに径を測る
いちばん確実なのはノギスで外径を測る方法です。
グリップが付いたままでも、スイッチボックスとグリップの隙間や、ミラーホルダーの近くにバーの素地が出ている部分があるので、そこを挟めば読み取れます。
ノギスがなければ紙テープを一周巻いて長さを測る手もあり、円周は22.2mmなら約70mm、25.4mmなら約80mmになるので、10mmの差は定規でも判別できます。
テーパーバーはグリップ側の径で選ぶ
オフロード系で使われるテーパーバーは、中央部が太くグリップ側が細い形状です。
真ん中で測った数字を基準にするとグリップもバーエンドも選び間違えるので、必ずグリップが入る端の部分で測ってください。
ハンドルホルダー側は中央部の寸法に合うものが要るため、こちらは実測かメーカーの適合表で確認するのが早道です。
径が合わないと何が起きるか
グリップとバーエンドは入らないか、固定できない
グリップは差し込めなければそこで終わりですが、危ないのはゆるいまま付いてしまう組み合わせのほうです。
接着剤でごまかしても、雨で濡れた手やアクセルを開けた瞬間の力でグリップだけが回ることがあります。
抜き方や接着のコツはバイクのグリップ交換の手順で解説しているので、作業の前に一度目を通しておくと失敗が減ります。
ミラーとホルダーはバーの径とは別の寸法
ミラーはバーの外径ではなく、ミラーホルダー側のネジで決まります。
ネジ径には8mmと10mmがあり、それぞれ正ネジと逆ネジの別があるので、組み合わせは4通り。
合わなければねじ込めませんが、8mm正ネジのミラーを10mm正ネジ車へ、あるいは10mm逆ネジ車へ変換するアダプターが用品メーカーから出ています。
車体側のネジを確認するか、ミラーの適合表で自分の車種を調べてください。
ミラーを増やす場合の位置の決め方はバイクの補助ミラーで解説しています。
バーにクランプで固定するフォグランプの取り付け位置と配線も、対応径の表記を先に見ておくと選び直しになりません。
ハンドルバーの寸法表で径以外に見る項目
商品ページの仕様欄には、径のほかに全長・高さ・絞り・引きといった数字が並びます。
全長は幅、高さはバーの立ち上がり量、絞りと引きは手元が体に近づく角度と量を表すもので、ここが変わると乗車姿勢そのものが変わります。
上体が前に倒れるほど手と尻にかかる荷重の配分が変わるため、交換後に体が前へずれると感じたらシートが滑る原因と対策もあわせて見ておくといいでしょう。
素材にスチールとアルミの別がありますが、どちらでも径の規格は共通です。
表面処理の違いも径には関係しません。
なお全長や高さが大きく変わると、ブレーキホースやワイヤーの長さが足りなくなったり、車検証の記載に関わったりします。
制動に関わる部分なので、判断がつかない場合は販売店で確認してください。
よくある質問
22.2mmと25.4mmは見た目で見分けられますか
並べれば違いは分かりますが、1本だけを見て当てるのは難しい差です。実測するか、車種名とメーカーの適合表で確認してください。
テーパーバーに普通のグリップは使えますか
グリップが入る端の部分の径が合っていれば使えます。
中央部の太さは関係ありません。
逆に、ハンドルホルダーやバー中央に付けるクランプ類は中央部の寸法で選びます。
ハンドルを替えるとミラーも買い替えになりますか
ミラーはハンドルではなくブレーキ・クラッチのホルダー側に付くため、ホルダーを流用するなら基本的にそのまま使えます。ホルダーごと替える場合は、ネジ径8mmか10mmか、正ネジか逆ネジかを確認してください。
まとめ
ハンドルバーの径は22.2mm(7/8インチ)と25.4mm(1インチ)の2つで、グリップやバーエンド、クランプ類はこの外径に合わせて選びます。
テーパーバーだけは中央と端で径が違うので、部品ごとにどちらの寸法を見るのかを分けて考えてください。
ミラーはバーの径ではなくネジ径8mmか10mmかと正逆で決まり、合わない場合は変換アダプターという手も残っています。
ぜひ本記事の測り方の手順と径の対応表を参考に、注文の前に自分の1本を測ってみてください。





