バイクのタイヤ空気圧の見方|指定値の探し方と測る時期

ガソリンスタンドで空気を入れてもらった翌週に、もうタイヤが柔らかく見えます。バイクのタイヤ空気圧は、車両メーカーが決めた指定値に合わせる数値で、単位にはkPa(キロパスカル)を使います。
この指定値は前輪と後輪で別々に決められていて、二人乗りや荷物を積む条件で違う数値が示されている車種もあります。
さらにダンロップもミシュランも、測るのはタイヤが冷えている状態だとしています。
走った直後は中の空気が膨らんで数値が高く出るので、その場で指定値ちょうどに合わせると、冷えたときには不足します。
本記事では、指定値の読み方と書いてある場所・冷間時に測る理由・空気圧が合っていないときにタイヤで起きること・空気圧計と空気入れの選び方を解説します。

いいバイク用品編集部
「いいバイク用品」は、バイクまわりの用品選びを扱うメディアです。荷物の積み方、カバーやガレージでの保管、盗難対策、電装と季節の装備、日常の整備、グリップやミラーの交換まで、サイズと規格の合わせ方をふまえて編集部が調べてお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
バイクのタイヤ空気圧は、車両メーカーが決めた指定値に合わせる
空気圧とは、タイヤの中の空気が内側から押す力の大きさです。
表す単位はkPaです。
この数値を決めているのはタイヤメーカーではなく車両メーカーで、「このタイヤは何kPa」という決まり方をしません。
同じ銘柄でも、履かせる車体が変われば合わせる数値は変わります。
指定は前輪と後輪で分かれています。
片方の数値をもう片方に使い回すことはできません。
一人乗りと二人乗りで欄が分かれている車種もあり、タンデムやキャンプ道具を積むなら見るべきはその条件の数値です。
この記事で具体的な数値を挙げないのも同じ理由です。
排気量やタイヤサイズが近くても、指定は車種ごとに違います。
指定値が書いてあるのは車体のラベルか取扱説明書
指定値は、車体に貼られたラベルか取扱説明書に記載されています。
ラベルの貼付位置は車種によって違い、スイングアームやチェーンカバー、シートを開けた内側などに貼られています。
車体をひと回り見て見つからなければ、取扱説明書の諸元のページを確認してください。
中古で買った車体は、ラベルが汚れや日焼けで読めなくなっていることがあります。読み取れないときに前のオーナーの申し送りや売り場の口コミで代用すると、年式違いの数値をつかむおそれがあるため、メーカーの車種ページか販売店で自分の型式の数値を確かめるほうが確実です。
測るのはタイヤが冷えているとき
ダンロップは、空気圧の測定を走行でタイヤが温まっていない冷えた状態で行うよう勧めています。
ミシュランはもう少し細かく、冷間時を「走行後に少なくとも2時間が経った状態、または走り出してから低速で3km以内」と示したうえで、点検は2週間おきを推奨しています。
走れば中の空気が温まって膨らむので、測る条件が違えば同じタイヤでも表示が動きます。
走行後に測ってしまったとき
温まった状態では数値が高めに出るため、その値を指定値ちょうどまで抜いてしまうと、冷えたときには指定値を割ります。
すでに走ってしまったなら、その場で調整せず、翌朝など時間を置いてから合わせ直してください。
どうしてもその場で入れるなら、帰宅後にもう一度測って確認しておくと安心です。
空気圧が合っていないバイクのタイヤで起きること
指定値より低いと、接地している部分のたわみが大きくなり、走行中の発熱も増えます。
ハンドルが重く感じられたり、タイヤの両肩側だけが先に減ったりするのも、空気が足りないときに出やすい変化です。
空気は乗らなくても少しずつ抜けるので、走行距離が伸びていないから減っていないとは言えません。
反対に入れすぎると接地する面が中央に寄り、路面の小さな凹凸を拾いやすくなります。
どちらも指定値から離れるほど差が出るので、高めや低めに振るのではなく、指定値に戻すのが基本です。
冬の間まったく動かさない車体は、空気圧と一緒にバッテリーの電圧も落ちます。
保管前後に見ておく点はバイクのバッテリーの種類と交換時期で解説しています。
タイヤを交換しても基準は車両側の指定値のまま
社外品のタイヤに履き替えても、合わせる先は車両側の指定値です。
タイヤの側面には製造に関する表示が刻まれていますが、そこに自分の車体の指定値が書かれているわけではありません。
銘柄を変えたから数値も変える、という考え方はしないでください。
サイズを変えたときは販売店で確認する
純正と違う幅や扁平率(へんぺいりつ)のタイヤを入れた場合、車体のラベルの数値がそのまま当てはまるとは限りません。
自己判断で上下させず、組んだ販売店かタイヤメーカーに問い合わせて、そのサイズでの指定を確認してください。
交換作業をどこまで自分でやるかの線引きはバイクのタイヤ交換の手順で解説しています。
バイク用の空気圧計と空気入れは、バルブへの届きやすさで選ぶ
冷間で測るなら、自宅に空気圧計を置くのがいちばん確実です。
走ってスタンドへ行けばタイヤは温まっているので、据え置き機の数値は冷えたときより高く出ます。
ミシュランの言う低速で3km以内に収まる距離なら実用になりますが、それより遠いなら自宅で測れる道具のほうが向いています。
選ぶときに差が出るのは、バルブへの届きやすさです。
ホイールのスポークやブレーキディスクがバルブの近くにあると、まっすぐなチャックでは真横から差し込めず、空気が漏れて正しく測れません。
角度の付いたチャックや、首が振れるタイプなら奥まった位置でも当てられます。
目盛りは屋外でも読める大きさかどうかを見てください。
後輪のバルブに手を伸ばすときは、チェーンのたるみも一緒に見ておくと二度手間になりません。
たるみの目安と調整の間隔はバイクのチェーンの手入れで解説しています。
手動と電動の違いやバルブ形状ごとの選び分けはバイクの空気入れの選び方で解説しています。
よくある質問
空気圧はどのくらいの頻度で点検すればいいですか
ミシュランは2週間おきの点検を推奨しています。長距離を走る前や、久しぶりに動かすときは、その間隔にかかわらず出発前に測ってください。
前輪と後輪で指定値が違います。同じにしてはいけませんか
同じにしないでください。
前後は別々に指定されているので、それぞれの数値に合わせます。
二人乗りや積載の欄がある車種は、その日の乗り方に合う欄を見てください。
指定値より高めに入れたほうがいいと聞きましたが本当ですか
車両メーカーの指定値に合わせてください。用途に合わせて変えたい理由があるなら、自分で加減せず販売店に相談するほうが確実です。
まとめ
空気圧は車両メーカーが決めた指定値に合わせる数値で、タイヤの銘柄を換えても基準は動きません。
測るのは冷えているときで、走行後の高い数値をそのまま指定値に落とすと、冷えたときに足りなくなります。
ミシュランが勧める2週間おきの点検を続けられるかどうかで、自宅に空気圧計を置くべきかも決まります。
ぜひ本記事の指定値の確認手順と冷間時の測り方を参考に、まずは自分の車体のラベルを一度探してみてください。





